記憶とは思い出す能力。
湧き上がるように想い出は咲く。
どこにいても。
なつかしく。
ほろ苦く。
押しつぶされるような赤く気高い色に、反発するように
心は海へと向かう。
記憶はおぼろげながら蘇えった。
だんだん形をつけながら。
光、影、風。
そして、最後に
記憶が動き出す。
動画となった記憶は、背中を押す。
遠い記憶へと。
100Kmの
タイムトリップ。
断片の記憶。
形が出来上がり重なる。
買ってもらえなかった、変速の自転車に、
モザイク模様の壁に、
そして、なつかしい食べ物が、栞となる。
味、香り、動き。
五感すべてが記憶。
どれか一つでも記憶。
かわらぬそれぞれの若い時。
残された風景。
昔の壁
少し昔の壁
すべて、記憶の栞となる。
そして、寄り添ったぬくもりも。
犬の種類が変わっても、主人を見る眼にはかわりはない。
ワザワザおぼえない記憶。
持って産まれた仕組み。
愛情に記憶がある証拠。
心の内側は、波の無い静かな記憶。
置いてけぼりの時間。
忘れ物を探した。
風が緩み、そして記憶が薄れていくように。
冬の記憶は、想い出となるだろう。
想い出に振り向く事を、おそれぬ訳は、
人の記憶の仕組みだから。
そして、あたらしい春が来る。
君の記憶を作るために。
recollection kabun PENTAX MX
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recollection: 思い出、記憶力
春へと続く