朝の山
川靄
標高の数字の数だけ色が進む。
京都の古寺。
向かえる木々の秋の色。
誘われて奥へ。
鳴らない鐘。
想う心の窓。
切り取られた赤に、何かを見つけると、
季節の歯車が回りだす。
秋が、ゆく。
速度を表す、「ゆっくり」とか、「早く」とかではなく、
深く進む。
開け放ててはいられぬほどの冬に向かって、
変わる色のように、深く時計の針を進める。
turn forward turn red smena8 optio MX KABUN 2002 FALL
turn forward:時計を進める
turn red :紅葉する